雑誌や広告などをみていると、二の腕が気になる女性向けに「筋肉つけて引き締めましょう!」と書いてあります。
でも、「筋肉をつけて引き締める」というのは実はおかしな表現であり、筋トレだけでタプタプの二の腕を引き締めるのは至難の業です。なぜそうなのかを説明していきましょう。
筋肉がつく=太くなる
当たり前のことですが、筋トレを正しく行えば筋肉は肥大します。そう、肥大するんです。太くなることはあっても細くなることはありません。
だから、筋肉がつくだけではタプタプの二の腕は太くなることはあっても細くなることはないわけです。
実際には女性が筋トレで筋肥大させることはとても大変です。ましてやダイエットと同時進行ではよほど恵まれた資質がないと肥大して太くはなりません。ですから女性の場合は筋トレして太くなるという心配はよっぽどしなくても大丈夫です。
そもそも二の腕がタプタプであることの原因は脂肪がたくさんあるからであって、筋肉量が少ないからではありません。“引き締める”ためには脂肪を落とすことが先です。そして、それを筋トレだけで何とかするのはとても大変です。食事の管理も合わせて行わなければなりません。
こう書くと「筋トレは不要ですね」という意見がでると思うのですが、単純に細くしたいならYesです。
しかし、キレイな体のラインも欲しいならNoです。
キレイなラインには筋肉が必要
またまた二の腕を例に出しますが、頑張って食事制限して細くなったとしましょう。
その時に脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちると、あなたの二の腕は細いというよりはガリガリという印象になっていまいます。それでは魅力的とは言いがたいでしょう。
一方で筋肉がやせおちて脂肪だけで適度な太さになっている場合、確かに細いのですが何となくノペッとした感じになります。張りがないという表現がよいでしょうかね?
やはり、キレイな二の腕だなと感じるのは筋肉ちゃんとあってその上に薄く脂肪が乗っている状態です。筋肉があることで土台がしっかりしていて、かつ筋肉のゴツゴツを薄い脂肪が隠してくれる・・・
女性の場合、そういう状態が一番体のラインがキレイに見えると思います(まぁ、僕の主観もだいぶ入っていますけどね(笑))
話が大分それましたが、要は「引き締まるということの大部分は脂肪が落ちることによって実現する」ということをしっかり理解しておいてもらえたらと思います。
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