9月から3回にわたって岡崎市の超ローカル(失礼!?)フリーペーパーであるリバさんに「生涯現役の体の作り方」というコラムを掲載させていただきました。文字数の関係でいろいろと省略した部分もあるので、その完全版という形で3回にわたって書いてみようと思います。
40代以上の人がメインターゲットですが、若い人もどのみちやってくることですから是非読んでほしいです。
現代の老人の不健康さは老化ではなく衰弱が問題!
一般的に歳をとると肉体は老化の下り坂(体力が落ち、余計な脂肪が付き、筋肉は衰え、耳は聞こえにくく、近くの物は見えなくなり、節々が痛くなる・・・)を転がり落ちていくイメージが強いと思います。
しかし、私たちがイメージする老化の70%ぐらいは実は単なる「衰弱」です。
確かに加齢による肉体的変化はゼロではありませんが、本来の生物学的な「老化」はもっと穏やかなものであり、薬漬けであちこち痛くて・・・というものではありません。本来の肉体のポテンシャルを引き出すことができれば、70代でもキップする体も不可能ではないのです。
では衰弱ではなく穏やかな老化のために大切なことは何でしょう?僕は次の3つだと考えています。
- 食事のコントロール
- 有酸素運動と筋力トレーニング
- 「その気」になって行動を起こすこと。
如何でしょうか?あまりに当たり前のことばかりですが、逆にいうとこの3つ以外は必要ありません。それ以外の方法を探すことは不老不死の薬を探すようなものです。早く夢から目を覚まし、現実の自分の体をみて腹をくくりましょう(笑)
そして、行動を起こすのは早ければ早いほどよいです。
なぜなら、若いほど体の刺激に対する反応は早いですし、関節や骨の変形のレベルも少なくて済みます。さすがに曲がってしまったり潰れて固まった関節はどうしようもないですからね。
それに一度きりの人生、元気な体で過ごす時間が少しでも長くなった方がよいでしょう?
本当に思い立ったときが開始の時です。躊躇してる暇なんてないですよ。
「その気」になって行動を起こす!
今回上げたポイントのうちの最初の2つは当たり前のことですし誰もが頭では理解できていると思います。
しかし・・・実際に行動を起こすのは大変です。
だから、食事と運動についての具体的な内容は次回からお話しするとして、ここでは「その気」になり行動を起こすコツをお話ししておきます。
どんな物事でもそうですが、成功するかどうかはメンタルが占める割合いがほとんどです。知識や道具の重要性はそれほど高くありません。あなたがスキップできる70代になれるかどうかは「その気」になれるかどうかで7〜8割は決まると思って下さい。
何かに取り組むとき、自分を変えようとする時に、まず最初に頭に入れておくべき事は「人は弱い生き物だ」ということです。
映画の主役のような強い人間は普通いません。普通じゃないから映画になるわけです。
つまり、なかなか行動できなかったり、途中で挫折する人の方が普通です。最初の数日はやる気に溢れていても、すこし時間が経つと段々とその気持ちも冷めてくる、人ってそんなものなんですよ。
だからそうなっても「自分はダメな人間なんだ」と思う必要はありません。自分を否定することは行動の強力なブレーキになってしまうだけでなく自信喪失につながります。自信が無くなると行動力もドンドン落ちていき負のスパイラルに入るので気をつけましょう。
ではどうするかというと2つ方法があります。
数字ではなく行動すること(プロセス)を重視する
1つめは目標に向かう過程での行動(プロセス)を重視するということです。最初から大きな目標を掲げるとそこまでの道のりの長さに絶望してモチベーションが落ちてしまいます。また「数字に書いて明確にすればよい」なんて言いますが、その数字はかなり上手に設定しないと一度でもその数字を達成できないと一気にやる気を失ってしまいます。こうなるのは目標が達成できるかどうかということに価値を置いているからです。
そうではなく「今日はサボりたかったけど思いとどまってスクワットをやった」とか「間食をガマンできた」とか日々の行動に焦点をあて、些細な自分の頑張りでもしっかりと自分を褒めてあげてください。
「よし、何とかできた、偉いぞオレ!」という具合です。
それが本当の成功体験を積み重ねるということです。目標達成ではなく、目標に向けてどれだけ頑張ったか?それが大切です。このようにプロセスに意識を置くことで例え目標まで達成できなくても自信を失いにくいです。
人の力を借りる
もう一つ強力で簡単な方法は「人の力を借りる」ということです。周囲に「やるぞ!」と宣言してしまいましょう。
その時は優しい人ではなく、自分が馬鹿にされたくない人、失望されたくない人を選ぶのがコツです。「こいつにだけは馬鹿にされたくない」と思うとキツイですけど頑張れますよ(笑)
この方法はコンプレックスが強かったり短期決戦できるような目標の場合は特にオススメです。長期間かかる目標だと心が消耗してしまうかもしれないので気をつけてくださいね。
このように考え方を変えたり人の力を借りて行動し継続できる環境を作りましょう。
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