このブログでは何度も書いていますが、ダイエットでは食事の質と量がとても重要になってきます。
質を変えるタイプのダイエットの究極の形は糖質制限や脂質制限など特定の栄養素のカットになります。
一方で、量を減らすダイエットの究極の形は断食、つまり食べないということですね。
断食のホントのところ
断食というとつらいイメージがあり、宗教的な雰囲気が強くなります。また、食べないという引き算の発送は、足し算思考が強い現代ではなかなか受け入れがたい考え方でもあります。
しかし、断食によって体がどう変わるか?というとこは実は世界中で研究されており、科学的に面白いことがたくさん分かってきています。その結果を見ていると適度な断食は体に良い作用をもたらすように思えます。モチロン全然食べなければ死んでしまいますから”適度”な断食であるというところがポイントです。
そういう流れにのってか、海外では近年インターミッテントファスティング(直訳すると断続的な断食という感じです)というタイプの断食がダイエットや健康維持によい影響を及ぼすとして流行しています。日本にもボチボチと入って来ていますが、まだまだ認知度は低いようです。
断食体験
僕自身、この冬にEatStopEatと呼ばれる週2回断食のプログラムを3ヶ月間試してみました。24時間の断食を週1〜2回行うというシンプルなものです。糖質制限をしている状態からのスタートだったからというのもあると思いますが、24時間水だけというのはそれほど苦になりませんでした。
やればわかりますが、食事を用意する時間や食べる時間が無くなると1日に使える時間が増えたような気がします。また、糖質を摂り過ぎ後にでる低血糖による空腹感と、断食による空腹感はかなり感覚が違っています。前者はイライラしますが、後者はむしろ集中力が増すような感覚があります。
あと、当然ですが確実に体脂肪は減ります。しかも適切にウェイトトレーニングをしていれば筋肉も落ちません。ただ、便秘気味(もう少し正確に言うと便が硬くて出にくくなった)にはなりました。これは恐らく断食中の水分摂取量が少なかったからだと思います。食事に含まれている水分量はバカにならないので飲み過ぎぐらい水を飲んだ方がよいと思います。
ただ、春になってトライアスロンのトレーニングを開始するタイミングでやめました。理由は断食が持久力にどういう影響を及ぼすかがよくわからなかったからです。シーズンオフになってから、持久力に影響があるのかもチェックしつつ再トライしてみようかなぁと考えています。
インターミッテントファスティングでは食べ物の質はあまり問いません。糖質も普通に食べてOKです。ですので、どうしても糖質制限が出来ない人にはこちらに挑戦してもらうのもありかなと最近は考えています。でも糖質を食べないのと同じぐらい、何も食べないというのも抵抗がある人が多いですが・・・
でも、断食には健康にもさまざまな効用があるのでそれをまたこのブログで紹介して行ければと思います。
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