ケトスティックスというのは尿中のケトン体を測る試験紙です。もともとは糖尿病の人がケトアシドーシスになっていないかチェックするためのものです。しかし、最近は糖質制限をしている人が「うまく糖質を抜けている=ケートシースになっているか」を確認する目安としてよく使われています。(ケトアシドーシスとケトーシスの違いはこちら)
ちなみにダイエットを指導するクライアントさんに対しては使っていません。余計な負担やプレッシャーを掛けるのもよくないですし、食事の報告と体型の変化を見れば十分だと考えています。
今回は自分が糖質制限するにあたって、どういう風に変わって行くのか見てみたいなと思い、興味本位で買ってみました。
納品・開封
まず最初に注意すべき点は、納期です。今回はAmazonで買ったのですが海外から直接送られてくるので届くのに14日かかりました。人によっては1週間で届いたという人もいるようなので運次第かもしれませんね。
2019年2月20日追記
今はAmazonでは購入できません。Yahooショッピングか楽天で購入できるようです。
本当は糖質制限をスタートする前に手に入れて糖質制限前後の状態を比較したかったのですが、まったく間に合いませんでした(苦笑)
配達されたパッケージはこんな感じ。二重にパッキングされていてこれは外の袋です。
こちらが中の袋
商品の外箱はこちら。
勝手に大きい物だというイメージがあったのですが現物はボールペンよりも小さいぐらい。
箱の中にはボトルと取扱説明書が入っています。取扱い説明書には日本語はありません。
ボトルの横には試験結果をチェックするためのカラーチャートが印刷されています。
ボトルを開けると中には細い短冊状の試験紙が50本入ってます。乾燥剤みたいなやつも入っています。これは捨ててはいけないと取説に書いてありました。
試験紙はこのようの細長く、先端に薄いベージュ色の薬剤がついてます。この先端を尿で濡らしてその色をチェックするというのが基本的な使い方です。
使い方・注意点
説明書の使い方を意訳するとこんな感じになります。
Step1
ボトルから取り出す。ボトルはすぐにしっかり蓋を閉めること(これは劣化をできるだけ防ぐためだと思います。空気に触れるのはあまりよくなさそうですね)
テストエリア(試験紙の先端部分)は触らないこと。
未開封の有効期限と開封後の有効期限を確認して、もし過ぎているなら新しいのを購入して使うこと
Step2
容器に入れた尿、または出している途中の尿で試験紙の先端を濡らす
Step3
濡らしたらすぐにカウント開始
Step4
きっかり15秒たったところで、ケトンカラーチャートの色(ボトルに印刷されている)と試験紙の色をチェックしてケトン濃度を調べる。15秒以降の色の変化は無視すること
尿でぬらした15秒後に色をチェックする必要があるのでなかなか忙しいです。15秒経過後はどうなるかというと、何となく色が濃くなっていく傾向があるように感じました。後で写真も掲載しますが少なくとも1〜2分では大幅に色が変わることはなさそうなので簡易的にチェックするならそこまで時間にシビアにならなくても大丈夫な気がします。
あと、有効期限ですが開封後は6ヶ月以内に使い切るようにと書かれているので要注意です。久しぶりに使う場合はもう正しく判定できなくなっているかも知れません。
正しく判定できなくてもダイエット目的の場合は命にはかかわりません。とはいえ、「糖質制限しているのにいつまで経ってもケトーシスにならない」とムダに悩む原因になるかも知れないので気をつけましょう。
ちなみに未開封の有効期限はボトルのラベルに印字されています。
今回僕が購入したものは2018年10月が有効期限のようです。まぁ、もう開封したから今年の年末ぐらいまでですね。
カラーチャートの見方について
カラーチャートに並んでる数字の単位はmmol/Lとmg/dLです。糖質制限関係の書式やブログでよく使われる単位はμmol/Lです。μ(マイクロ)の1000倍がm(ミリ)ですから次のような対応関係になります。
mmol/L | μmol/L |
0 | 0 |
0.5 | 500 |
1.5 | 1500 |
4 | 4000 |
8 | 8000 |
16 | 16000 |
実際に使ってみた結果
早速今日の筋トレ後に使ってみました。トレーニング前後にも糖質をとっていおらず完全な糖質制限状態です。この状態だとケトン体の濃度が高く出ると予想されるのですがどうでしょうか?
結果の写真はこちら
すこし写真では分かりずらいですが、約1.5mmol/L(15000μmol/L)ぐらいの色です。ちなみに1分後ぐらいの写真はこちら。
15秒以降も大幅に色は変わってないことがわかると思います。このことからケトーシスになっているかどうか調べるだけならそこまで秒数にこだわらなくてもよさそうに思います。
で、これがどれぐらいのレベルかですが、血液中ケトン体の基準値は江部先生のブログによると
普通に糖質を食べている人 26〜122μmol/L
スーパ糖質制限初期の人 3000〜4000μmol/L
スーパー糖質制限を続けている人 400〜1200μmol/L
となっています。こういうのは個人差があると思いますが、今回の測定結果を見る限り普通食の人よりはかなりケトン体が多く、ケトーシスになっていることは間違いなさそうです。
せっかく買ったし6ヶ月が使用期限なので、当分は起床時や有酸素運動後、食事後などいろいろなタイミングで測ってみたいと思います。(血液ではなく尿なので食事や運動の影響はすこし間隔を空けないと正確に反映しないようなきもしますが・・・)
何はともあれ、ローカーボダイエットの最大の目的であるケトーシスの状態になっていることは確認できたので一安心。あとは脂肪よ減っていけ〜と願うばかりです(笑)
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