今日はなんとも胡散臭いタイトルにしてみました(笑)
でも別に変なサプリや食材を売り込むつもりはありません。よく代謝を上げる食べ物だとかサプリメントなどがありますが、そんなもの使わずとも代謝を上げる簡単な方法があるかも!?とう話です。
人が消費するエネルギー
人が生きていく上で消費されるエネギーは大きく3つに分類されます。
- 基礎代謝 7割
- 生活活動代謝 2割
- 食事誘導性熱産生 1割
割合は平均的なもので、生活習慣など個人差がとても大きいので参考程度に思っておくのがよいです。
さて、1と2はすぐにイメージがつくと思います。基礎代謝は体温調整など人が生きていく為に最低限必要なエネルギーです。生活活動代謝は掃除洗濯などの家事やスポーツなど日常の活動によって消費されるエネルギー。
では3は・・・
これが今回の本題です。
食事誘導性熱産生とは?
食事誘導性熱産生はよく省略されてDIT(Diet Induced Thermogenesis)の略で、食事をするときに消費するエネルギーのことです。
はじめて聞くと「え?」と思うかもしれませんが、食事を消化吸収するにもエネルギーが必要です。体はタダでは働きません(笑)
そして、面白いポイントはDITによるエネルギー消費量は栄養素の種類によって異なるということです。研究結果によると次の様になることがわかっています。
- タンパク質のみ:摂取エネルギーの約30%
- 糖質のみ:摂取エネルギーの約6%
- 脂質のみ:摂取エネルギーの約3%
ただ、現実の食事では単一の栄養素だけ食べることは少なく、混合すると約10%程度になると言われています。
これをみると、もうおわかりですよね〜
タンパク質はダイエットの効く!
タンパク質を沢山たべると消化・吸収にたくさんエネルギーを使うので他の栄養素よりもトータルの代謝があがります。
食べるだけで痩せやすくなるというのはちと言い過ぎですが、糖質や脂肪たっぷりの食べ物(フライドポテトとかケーキとか)を食べるよりも代謝を上げてくれることは確かです。
また、タンパク質は筋肉の分解を押さえたり、体を構成する材料にもなる重要な栄養素です。
そう考えると、ダイエット中のキングオブ栄養素はタンパク質といってもよいのではないでしょうか?
ダイエット中は肉や魚、大豆などを積極的に食べるようにしましょう!
ちなみに、文献が見つからなかったのですが、他にDITを高くする要因として
- 筋肉量を増やす
- よくかんで食べる
という事がよく言われます。
よくかんで食べるのは単純に咀嚼運動が増えるからなのか、それにともなう内臓の働きの活発化によるものなのかわかりませんが、確かにありえそうですね。
筋肉量を増やすこととの関連がかわかりませんが、筋肉量が多いと筋肉で消費されるグリコーゲンの量も多くなります。そうすると、糖質が少ない食事の場合、不足する糖質を糖新生(タンパク質(アミノ酸)からブドウ糖を作る作用)で補おうとして肝臓の代謝が活発になるかもしれませんね。
あくまで単なる想像ですが・・・
いずれにせよ、どちらも体によいことだと思うのでDITの事とは関係なく気をつけたいことですね。
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