理系ダイエット〜理屈と計算で合理的にダイエット!でも一番大事なことは気合いです(笑)
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糖質制限することで糖質の摂取量が減ると体は脂肪をメインのエネルギーとして使うようになります。

その状態になるとケトン体という物質がたくさん作られます。ケトン体が血液中にたくさんある状態をケトーシスと呼ぶのですが、これは糖尿病ではとても危険な状態といわれており、「だから糖質制限は危険だ!」という医師の方もいらっしゃいます。

しかし、これは誤解でケトーシス自体は悪くありません。問題はどういう過程でケトーシスになったかです。ケトーシスはあくまで糖尿病の「結果」として起こる症状であり、「原因」ではありません。

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ケトーシスとは?

ケトーシスはWikipediaでは次の様に書かれています。

ケトーシス(英: ketosis)は、糖質および脂質の代謝障害により、体内のケトン体が異常に増量し、臨床症状を示す状態。ケトン症とも呼ばれる。
ーWikipediaー

代謝障害なんて言葉が書かれているので怖そうなイメージがありますが、要は体内のケトン体の量がとても増えた状態です。

そして、大切なことですが、ケトン体自体は脂肪やアミノ酸(タンパク質)から生成される物質で脳、骨格筋(体を動かす筋肉)、心臓、腎臓などのエネルギー源となるもので、有害な物質ではありません。

ケトーシスになる流れ

いくつか原因がありますが糖質の摂取が極端に少ないとケトーシスになります。
大雑把な流れは次のようになります。

外部から糖質が入ってこない

体内のグリコーゲンを使うが貯蔵量は少ない(1日ももたない)

筋肉などに蓄えられたタンパク質を分解して糖質にする(糖新生)

糖新生するために脂肪をエネルギー源として使うが、その副産物としてケトン体(3種類ある)が作られる

結果としてケトン体の血中濃度が上がる(ケトーシス)

細胞がエネルギー源としてケトン体も使用するようになる。

問題なのはケトン体のいくつかの種類は酸性の物質なので、大量に血中に存在すると血液が酸性に傾き危険な状態になることです。

しかし、そのあたりは対策がいろいろ用意されています。例えば血液中の炭酸イオンはアルカリ性で、ケトン体を中和してくれます。通常の健康な体では適切にpHはコントロールされるようになっているのです。

すこし考えて欲しいのですが、外部から糖質が入ってこない状態というのは糖質制限だけでなく、忙しかったり体調が悪くて1日中何も食べられない日にも普通に起こります。朝起きたときも多くの人はこれに近い状態になっているはずです。

さらに狩猟時代にはいつ食事にありつけるか分からないので、頻繁にケトーシスになっていたと考えるのが普通です。

もし、ケトーシスが有害なら、恐らく今頃人類は滅んでいますよね。

危険なケトーシス

では、どのようなケトーシスが危険なのでしょう?それは他の病気と合併している場合です。例として糖尿病の場合は

糖尿病になる

インスリンが分泌されなくなる

筋肉などの細胞はインスリンがないと糖質を取り込めないので、糖質不足の信号を出す

糖新生が活発になり、同時にケトン体もたくさん作れる。

結果として血液中のケトン体の濃度が上がる(血糖値ももちろん高い)

そして、この状態になるとすでに体の調整機能が正常に働かなくなっており、酸性の血液をコントロールする機能もうまく働きません。

この状態のケトーシスはケトアシドーシスと呼ばれる状態で、人体にとってはかなり危険な状態です。

この説明で分かるように、ケトン体の量が増えたのは糖尿病が原因であって、その結果たまたまケトーシスになっただけです。ケトーシスになったから糖尿病になったわけではありません。血液のpHのコントロールができなくなったのも糖尿病がそもそもの原因です。

ここを混同すると「糖質制限するとケトーシスになって危険だ!」という論調になってしまうわけですね。気をつけましょう!

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