理系ダイエット〜理屈と計算で合理的にダイエット!でも一番大事なことは気合いです(笑)

糖尿病は家系?それとも生活習慣?


昨日、ある女性の患者さんが3年ぶりぐらいに来院してくれました。

久しぶりだね〜と話をしていると、いつのまにやら旦那さんの腹がヤバイという話になりました。ついでに血液検査も黄色信号。年齢を聞いてみると32歳。若い!

オマケに来月から2年間アメリカに赴任するらしく、向こうでの食生活をどうしたらよいか悩んでいました。今でも血液検査がまずいのに、そのままでアメリカに行くともっと悪化するのはほぼ確実でしょう。

で、糖質制限の効果や取り組み方をいろいろとアドバイスしていたのですが、そのときに出てきたのが「主人は糖尿病の家系らしく、お父さんも糖尿病らしいんですよ」という言葉。

果たして遺伝的な要素はどの程度あるのでしょうか?

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民族による差は明確にある

まず、統計的にみると、民族間で糖尿病のなりやすさに差があるようです。

具体的には1型糖尿病は、日本人より欧米人の方が多く、10〜数十倍だと言われています。

一方、ここ40年間の2型糖尿病の推移を見ると日本では30〜50倍の大幅な増加である一方、欧米では5〜10倍とだいぶ緩やかな増加傾向になっています。

それに加えて、日本人は欧米人と比べて明らかに摂取カロリーは少なめなので(アメリカに一度でも行って食料品店に行けばわかります)肥満者の数も少ないです。しかし2型糖尿病の数は多い・・・

ということから考えると日本人は2型糖尿病になりやすい民族と考えてもよいのではないかと思います。

それを踏まえて患者さんのご主人が2年間アメリカ赴任することを考えると、よほど食事を意識して管理しなければ摂取カロリーが増える可能性が高く、ますますお腹のサイズと血液検査の数字は悪化していくと予想できます。

遺伝的要因はあるのか?

次に遺伝的要因を考えてみましょう。ここでは生活習慣が主な原因となる2型糖尿病に絞って考えます。

親や親戚に糖尿病の方がいる場合、糖尿病の家族歴ない人に比べて糖尿病になりやすいことは確かですし、2型糖尿病の原因となる遺伝子は実際に何種類か見つかっています。

しかし、現実的にはそれをはっきりと特定できることはめったにありません。一般的に、体質は遺伝子の変異や異常がたくさん積み重なって決まるものなので、単純にこの遺伝子が悪いからだと特定はできないのです。

また、もう一つ重要な事は、糖尿病になりやすいだけであって、糖尿病になることを決定づけているわけではないということです。体の許容量を超えない範囲で生活習慣をコントロールすればよいだけです。

その点を踏まえて患者さんのご主人の食生活を聞いてみると、ご主人もお父さんもビックリするぐらい白米を食べるのだそうです。あと、お酒も大好きだそうです。

こうなると、糖尿病になりやすい家系なのか、糖尿病になりやすい生活習慣の家系なのかどっちなんだろう?となってしまいますね。

結論としては恐らくは両方でしょう。ただ、糖質を過剰に摂取しやすい今の日本の食生活では、生活習慣の影響の方が大きいと考えるのが妥当だと思います。

先ほども書きましたが、遺伝するのはあくまでも糖尿病のなりやすさであって、糖尿病になるというものではありませんからね。

変えられるものを変えるしかない

結局、身も蓋もない答えになってしまいましたね(笑)

ただ、遺伝的に糖尿病になりやすいという体質は変えることはできないですから受け入れるしかありません。

一方で患者さんのご主人の場合、幸いなことに生活習慣に問題があることは確かですから、そちらに十分な改善の余地が残っています。ですから生活習慣の改善に全力を注ぐしかないですね。

大好きな白米の量を減らしていく、お酒は糖質オフのものにする、といったことに少しずつでよいので取り組んでいくことが大切だと思います。

糖質制限の知識はアメリカに赴任する前に是非とも知っておいて欲しいので、いちばん読みやすそうな本も紹介しておきました。

それで勉強して健康的にアメリカ赴任を乗り切ってほしいです。

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