理系ダイエット〜理屈と計算で合理的にダイエット!でも一番大事なことは気合いです(笑)

一般的にはダイエットはカロリーの収支によって決まると言われています。つまり、次のような式が成り立つということですね。

体重の変化= 摂取カロリー ー 消費カロリー

カロリー制限によるダイエットはこの原則に基づいて食べ物の摂取カロリーを計算して調整していきます。

確かにこの原則は間違っているとは思いませんが、そのままダイエットに当てはめるとおかしな事が起こります。

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無限に痩せていく??

30代会社員のAさんを例にして考えてみましょう。Aさんの1日の基礎代謝を2000kcal、通勤などによるカロリー消費が500kcalとします。そうするとAさんが体重維持に必要なカロリーは2500kcalとなりますね。

そんなAさんが「ダイエットをするぞ!」と決めて1日2000kcalに収まるように食事をコントロールしたとします。

この食事を1週間続けると合計で 500kcal × 7日 = 3500 kcal のカロリーがマイナスになりますね。脂肪1gのカロリーが7〜9kcalとなるので、全て体の代謝活動全に脂肪が使われた場合、390g〜500g程度脂肪が減ることになります。

ここで少し「おや?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。体の代謝活動に脂肪がどの程度使われるのかは実は食べた物の種類によって変わってします。このポイントは糖質制限と脂肪制限のどちらが良いかという話につながるのですが、ここでは話を単純にするため脂肪だけが減って行ってくれる理想的な状態だと仮定します。

先ほどの原則に従うと、上で計算したような体重減少が永遠に続いてくれそうに思います。そうするとAさんは4週間で1.6kg前後体脂肪が減り、半年続ければ10kg程度減量できることになりますね。Aさんもさぞかしスリムになることでしょう。

しかし、実際に食事制限を頑張った人はわかると思うのですが体重の減少がどこかで止まってしまう、いわゆる停滞期というものが訪れます。大体2〜3ヶ月ぐらいで起こることが多いです。

この時点で、冒頭に上げた原則は「体重が減っていく傾向になる」という意味では正しいですが、実際のダイエットで現れる現象をうまく説明できないことがわかります。現実はもっと複雑なのです。

大規模な実験によるカロリー制限と代謝の検証

食事制限がヒトの体の代謝に与える影響については様々な研究が行われていますが、60年以上前に行われた「ミネソタの実験」というのが有名です。

この研究では36人の健康な男性を対象に56週間(約1年)行われました。被験者は監視された環境で与えられた食事しか食べられないという徹底ぶりです。この実験では心理面と生理面の両方をしらべることを目的に行われ膨大なデータが残されています。

詳細については色々と調べてもらえば出てくると思いますが、ここでは代謝という面に絞った結果だけをみてみます。

基本的に体重が減ると代謝は下がります。なぜなら体重が軽い方が重いときよりも必要とするエネルギーは少ないからです。ですからミネソタの実験でも全員体重が減少したので代謝も少なくなったわけですが、体重減少率が20〜26%だったのに対して代謝エネルギーの減少率は約40%だったそです。

体重の減少量と代謝エネルギーの低下の差が倍近くになるということは、同じようにカロリー制限していても前よりも大幅に省エネな体になってしまい、痩せにくくなっているということを表しています。

このように単純なカロリー制限で痩せようと頑張ると体の代謝にブレーキがかかってしまい、それを上回る量のカロリー制限をするためには大幅に食べる量を減らす必要があるといえます。

これが単純なカロリー制限ダイエットが成功、というか長続きしない原因の一つです。

ただでさ食事制限がつらいのにダイエットが進むにつれてドンドン(それも加速的に)食べる量を減らしていく必要があるのですから続きませんよね。

こうならないようにするためには代謝が落ち込まないように対策をとる必要があります。それにはいくつかの方法がありこれから説明していきますが、次回はなぜ代謝が落ちてしまうのかを説明したいと思います。

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